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「知的生産の技術」から「手紙」

「知的生産の技術」

内容が濃くて読み切れてないのでとりあえず気になった章からピックアップ。

「手紙」
1969年に発行された本書。
現在からみるとさらに縁遠い物となっている「手紙」だが、本書が書かれた時代でもすでに、日本におけるその扱いは微妙なものなようだ。

筆者に海外から送られてくる手紙の形式はだいたい世界共通だという。
日付や用件など、必要な情報をまず記す、というパターンがきちんと周知されているものだ。
それに比べて日本人の手紙はそういった形式が徹底されていないという。

プライベートの手紙に会社の便箋を使うことにも筆者は苦言を呈している。
たしかにそういうところはある。貧乏性というか、会社で手紙を書く機会がない人にとって、会社の名前入り便箋というのは、福利厚生の成果であり、個人の物となっているのかもしれない。
日本人は肩書を重視する、なんてのはよく言われることだと思う。
そういうものの発露が「会社の便箋をプライベートでも使う」 なのかもしれない。

遠方との通信手段といえばFAXもある。
(本書が書かれた当時は電話はあってもFAXは普及していなかったようだ。)
電話とネットの中間的なものといえる。
「FAX用紙」として売られているものの中には名前やら要件やら書く欄がある。
こういった既定の用紙があれば、日本人でも手紙に必要事項を最初に書く、ということを徹底できるだろう。

ネット発達した今、手紙の機能の一部は電話やメール、SNSに置き換わっている。
twitter(2006年)、インスタグラム(2010年)、フェイスブック(2004年)、
パッと思いつくSNSは基本的に海外出身だ。

絶えず次から次へと新しいSNSが生れているということは、「手紙」のような決定版がないといえるのかもしれない。

 

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