「魔女の秘密展」に行ってきました

2月28日(日)。ラフォーレ原宿の6階で開催されている「魔女の秘密展」に行ってきました。

東京での開催は3/13まで。
その後、福岡でも開催されるようです。

魔女の秘密展 Secret Witches Exhibition

(公式HPだけでもなかなか面白い内容になっています)

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(会場で売っていたカバンチャームとマスキングテープ。魔女の秘密展マステ全3種類は、ヴィレッジバンガードの通販サイトでも売っているようです)

 休日ということで老若男女で賑わっていました。
にぎわいすぎて少し進みが遅いくらいでした。

ドイツやオーストリア、フランスからの展示品が主で、歴史上の魔女について取り扱われた展示となっていました。

入口すぐには「山田くんと7人の魔女」など、魔女を扱った作品のパネルがあり、現在の日本における魔女の扱いにも触れられています。

展示内容は、魔女狩り以前の忌み嫌われはしても存在に許されていた魔女が、小氷河期など社会の混乱を経てキリスト教により断罪されるようになり、その動きも終焉し芸術の中での生存を許されるまでを歴史的展示物と共に紹介していました。

印象的だった展示は、人間の頭部のミイラ。摂取すると万能薬としての効能が得られると信じられていたそうで、収蔵されているのもウィーンの「薬品・薬局博物館」。
薬の歴史として保存されているというのが面白かったです。

魔女の歴史はキリスト教と切り離すことができないもののようで、悪魔にあらがう聖人の像も多くありました。

魔女狩りの尋問を体験するコーナーでは、音声ガイドを担当されている佐々木蔵之介さんの声による異端審問を体験できます。

最終的に魔女狩りが終焉し、芸術作品の中に魔女が生き延びるようになった芸術品の中には、「高貴な大理石で醜悪なものを作った」魔女の像。

長い歴史をしみじみと感じられました。