ガラスペンスタートBOOK、初心者はある一点で困るかも?なレビュー
最近ガラスペンにハマってまして、下記商品を購入しました。
良い商品なのですが、気になるところがあったので、ちょっと書いていきます。
これをきっかけにガラスペンを始めよう、という方が困りそうな点がありました。
スタートBOOKと呼ぶには難点が一つ
商品自体は素晴らしいです。入っているのはペンとインク、さらに「何を書けばいいかわからない」人のための源氏物語。ただ、足りないなと思うものもありました。
「スタートBOOK」という響きには初心者入門がとりあえずこれを買えばいいんだなと思わせるものがあると思うのですが、しかしこれだけ買った時、初心者だと困る点が一つ。
保管がしづらいのです。
この商品はいわゆるムック本。厚紙の中に大きな箱があり、その中に商品が入っています。
緩衝材や段ボールに包まれたガラスペンが入っているのですが、緩衝材はゆるゆるで、この中に入れておけば家での保管も安全という感じではありません。(輸送には問題ない、という感じです)
ペン置きがセットになっているので「割れ物を机のままに置きっぱなし」にしても大丈夫な住環境の人なら問題ないのですが、そういう人ばかりでもないと思います。
またガラスペンはペン先の保護が大事なのですが、そういう点も書かれておらず、「スタートBOOK」と称するにはちょっと不親切な気もしました。
どう対処したか
嘆いていてもしょうがないので、検索をして、ペン先の保護と収納用のグッズを探しました。
ペン先の保護には「ムニュグリップ」。元は鉛筆を持ちやすくするための商品なのですが、ガラスペン界隈ではペン先の保護に使えると評判の一品です。
色や形、また匂い付きなどもあるのですが、私が買ったのは色が好きだったので下のセット。サイズはぴったりでした。
保管ケースには無印良品のアクセサリーケース。
ベロア仕様で、ガラスペンをしっかりホールド。
同じ素材で種類が色々ありますが、長さと容量でこちらを選択。
現在の保管状態
我が家ではこんな感じです。
このままひきだしに入れてもよし、無印などでケースを買うもよしといった感じになりました。
今のところ私は机の上にこの状態で置いています。
その他のレビュー
とりあえず一番困りそうなところは書けたので、使用感や書き心地についてはまた後日、ちらりと書いてみたところインクはさりげないラメが可愛かったです。
ずいぶんと久しぶりのブログ更新でしたが、どうしてもレビューしたい!というものが生じたので筆を執りました。今後とも緩いペースで更新できたら良いなと思います。
「鬼滅の刃」吾峠呼世晴先生の短編集!!!
【吾峠呼世晴作品の短編集が発売決定!!】
— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) July 4, 2019
吾峠先生の読み切り作品が全て読める!
『吾峠呼世晴短編集(※仮)』が10月に17巻と同時発売(予定)します!!
収録作品は『過狩り狩り』『文殊史郎兄弟』『肋骨さん』『蝿庭のジグザグ』の4作品!
吾峠先生のこれまでの軌跡を辿れる1冊です!続報を乞うご期待! pic.twitter.com/y8LSEoAhEV
これまでこのブログでも細々と読む方法などを記事にしていたのですがとうとう短編集が出ます幸せ!
とりあえず過去記事の修正やります…。
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現在の購読方法と私の感想が書かれた過去記事
shirokutsushita.hatenablog.com
shirokutsushita.hatenablog.com
shirokutsushita.hatenablog.com
shirokutsushita.hatenablog.com
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鬼滅の刃アニメ化うれしい!過去の読み切り感想とか
鬼滅の刃2周年&アニメ化おめでとうございます!!
嬉しいので以前に吾峠呼世晴先生の読み切り公開があった時期に感想を書いていた記事をまとめておく。
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読み切りを読むには
短編集が発売されます!(2019年7月4日)
発売は10月予定だそうですわあい!
【吾峠呼世晴作品の短編集が発売決定!!】
— 鬼滅の刃公式 (@kimetsu_off) July 4, 2019
吾峠先生の読み切り作品が全て読める!
『吾峠呼世晴短編集(※仮)』が10月に17巻と同時発売(予定)します!!
収録作品は『過狩り狩り』『文殊史郎兄弟』『肋骨さん』『蝿庭のジグザグ』の4作品!
吾峠先生のこれまでの軌跡を辿れる1冊です!続報を乞うご期待! pic.twitter.com/y8LSEoAhEV
ちなみに現在でも「文殊史郎兄弟」以外は公式でネットで読む手段がある。
www.shonenjump.comジャンプの作品紹介ページ中段、関連書籍の項目にリンクがある。
「過狩り狩り」は無料で、「肋骨さん」「蠅庭のジグザグ」
は読み切りの載った週刊少年ジャンプを購入という形になる。
少年ジャンプNEXT!! 2014 vol.2に掲載されていたらしい(Wiki調べ)「文殊史郎兄弟」もどこかで読めるようになると嬉しい。
(2019年1月14日現在、ジャンププラスの定期購読特典で「文殊史郎兄弟」も読めます!読み逃してた方も是非!)
以下、過去の感想へのリンク→鬼滅を読んできた自分の今の感想。
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過去の感想リンク
shirokutsushita.hatenablog.com
shirokutsushita.hatenablog.com
shirokutsushita.hatenablog.com
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今の感想
吾峠先生の世に出ている読み切りはなんというか流れがきれいだ。
作者の価値観とか世界観とかが何となくだけどわかった気になる。
「鬼滅の刃」につながるんだなと感じる要素がいろいろある。
「過狩り狩り」は鬼滅の刃の下敷きともいえる世界観。鬼や鬼狩りが出てくる。厳しい最終選抜なんかもそのまま。なにより珠世様と愈史郎が出てくる。
細かい設定は違うのかもしれないが、元の世界はこうだったんだなというのが読めるのはファンとしてそれだけで楽しい。
「文殊史郎兄弟」は兄弟の話。「文殊史郎」で名字。
鬼滅の刃には主役の炭治郎と禰豆子の兄妹、竈門一家をはじめ、兄弟や家族がいろんな形で出てくる。累たち鬼の一家、煉獄家、鱗滝さんたち育手とその弟子たち。
その中には仲のいい家族もいれば不和を抱えている家族もいる。
そのさまざまな家族の形の片鱗がこの読み切りからも見える。
家族でないものが家族になろうとして失敗したのが累、家族だったものが崩壊しかけていたのが煉獄家、家族ではなくても家族のような絆を持てたのが胡蝶姉妹とカナヲ。そういう様々な「家族」がこの作品からも見える。
「肋骨さん」は私が初めて読んだ吾峠先生の作品だった。ジャンプ本誌で読んだとき、この独特な作品に心をつかまれたのをよく覚えている。
言葉使い。雰囲気。優しさ。今の鬼滅の刃に繋がるものがあふれている。
主人公の優しさは炭治郎に、「誰とも繋がりのない自分には価値がない」という自傷めいた感覚は善逸に受け継がれている気がする。
「蠅庭のジグザグ」は価値観がクールな主人公。肋骨さんを先に読んでたのでこういうキャラも主人公にできるのだなと感じた。
むしろ読み切りを全部読むと厳しめの価値観を持つ主人公のほうが多いかもしれない。
冨岡義勇をはじめとする、炭治郎に厳しいことをいう役割の人たちの描写に通じるものがある。
主人公と花婆のやり取りはなんとなく鬼滅本編の伊之助と藤の屋敷のおばあちゃんを思わせる。ホワホワ。可愛いおばあちゃんを描くのがうまい。
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肝心の「鬼滅の刃」の本編リンクとカラーページ
ジャンプ+で無料公開中。2018年6月30日まで。順次公開して35話まで読めるらしい。太っ腹。
1話のカラーページは下のページにあるリンク先で見れるのでそっちもおすすめ。
アニメ化にテンションが上がり久しぶりに放置していたブログを更新した。
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今日読んでた本2冊、途中の感想
読み終わる頃には感想がフレッシュじゃなくなって、感想書く気がしないときがある。
ので、読んでる途中の本の今んとこの感想をメモっておく。
「創作の極意と掟」筒井康隆
「語尾」まで。
一人称が小生だ!!
金魚のフンではなく、金魚のうんこを選ぶ辺りにセンスを感じる。
ベストセラー小説家が日本語で書いているだけあって読みやすい。スラスラ読める。
『濫觴』『擱筆』なんて意味も読みも漢字の存在すらも知らない言葉が出てきて自分の知識の浅さに少し泣く。
作家のエピソードとか筆者にとって身近な人な感じがよく分かる親しみのある感じがいい。
ボギーのエピソードが好き。
「メイキング・オブ・ピクサー」
まだ一章しか読んでいない。
ルーカスやピクサーがディズニーといっしょになってることは、ツムツムやっているから知っていたけど、こういう経緯がつまびらかにされると面白い。
ジョブズが何者なのか改めて自分はよく知らないんだなと。
最後の「分野」は原文ではフィールドかなとか思った。
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「モモ」に心を躍らせて
特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
「人生において大事なことをこの一冊が教えてくれる」なんてうたい文句はあまり好きではない。
しかしミヒャエル・エンデ「モモ」について一文書くとしたらこの一文になる。
小学生の頃、学校の図書室で読んで、その後、クリスマスプレゼントに改めて買ってもらうくらい大好きになった本。
大人になった今読んでも、楽しい、考えさせられる、そんな本だ。
ヒロイン、モモは不思議な女の子。
いつのまにか現れて、その場所にとってかけがえのない女の子になった。
何をしてくれるでもないけれど、その子に話を聞いてもらうだけで、みんな心が軽くなる。
モモの冒険やジジの物語に胸を躍らせ、マイスターホラの不思議な空間を夢見て、ベッポじいさんの切実な行動・時間どろぼうの末路に心を痛める。
文字が紡ぐ鮮やかな世界は場面場面が記憶に刻まれている。
「時間どろぼう」というルールは、現代人の生活サイクルを皮肉っているようだと、昔から言われ続けて、いまだその生活サイクルは自分個人のことだけとっても、改善の余地を見ない。
心が大切だと思うものはなんなのか、そういうことを考えたくなる一冊。
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